Shopifyが素晴らしいプラットフォームである前提で

Shopifyは、EC事業を始めるハードルを劇的に下げたプラットフォームです。デザイン・決済・配送・在庫管理が統合されており、技術的な知識がなくてもECサイトを構築できます。

しかし、SEOの観点では、Shopifyの「自動生成」が裏目に出るケースがいくつかあります。以下の7つの問題は、Shopifyの仕様に起因するものであり、ストアオーナーが意識的に対処する必要があります。

問題1 /collections/all の重複インデックス

影響:高

Shopifyはデフォルトで /collections/all というURLを生成します。これはすべての商品を一覧表示するページですが、他のコレクションページと商品が重複し、Googleに「同じ商品が複数のURLに存在する」と認識される原因になります。

修正方法

  • /collections/all のページに noindex メタタグを追加
  • テーマの collection.liquid テンプレートで条件分岐:
{% if collection.handle == 'all' %}
  <meta name="robots" content="noindex, follow">
{% endif %}

問題2 商品URLの二重パス問題

影響:高

Shopifyの商品は2つのURLでアクセスできます:


  • /products/商品名 (正規URL)

  • /collections/コレクション名/products/商品名 (コレクション経由URL)

canonicalタグは正しく設定されていますが、内部リンクがコレクション経由URLを指しているケースが多く、リンクジュースが分散します。

修正方法

テーマ内の商品リンクを {{ product.url }} に統一(within: collection を使わない)。サイト全体の内部リンクが /products/商品名 を指すようにします。


問題3 ページネーションのcanonical設定

影響:中

コレクションページが複数ページに分割される場合(?page=2, ?page=3...)、すべてのページのcanonicalが1ページ目を指しているケースがあります。

各ページが独自のコンテンツを持っている場合、canonicalは自己参照(そのページ自身のURL)にすべきです。

問題4 自動生成される薄いコンテンツページ

影響:中

Shopifyのタグ機能を使うと、タグごとに自動でURLが生成されます(/collections/コレクション名/タグ名)。タグの数が多いと、コンテンツがほぼ同じなのにURLだけ異なる「薄いコンテンツページ」が大量に生成されます。

修正方法

使用していないタグや商品数が少ないタグのページに noindex を設定。テーマの collection.liquidcurrent_tags の商品数をチェックし、閾値以下なら noindex にする条件分岐を追加します。


問題5 画像のalt属性が空

影響:中

Shopifyの管理画面で商品画像をアップロードする際、alt属性の入力はオプションです。入力しないと空のまま出力されるため、多くのShopifyストアで商品画像のaltが未設定です。

画像検索からの流入とアクセシビリティの両面で損失になっています。管理画面の「メディア」→「Alt テキストを追加」から設定できます。

問題6 URL構造のカスタマイズ制限

影響:低

Shopifyでは、URLの基本構造(/products//collections//pages/)を変更できません。これは他のCMS(WordPress等)と比べると柔軟性が低い部分です。

ただし、handle(URLの末尾部分)は自由に設定できるため、キーワードを含むhandle(例:organic-cotton-t-shirt)を意識的に設定することで、URLのSEO効果を最大化できます。

問題7 サイトマップの固定構造

影響:低

Shopifyが自動生成するサイトマップ(/sitemap.xml)は、基本的に全ページを含みます。noindexを設定したページもサイトマップに含まれるケースがあり、Googleに矛盾したシグナルを送ることになります。

完全なカスタマイズは難しいですが、Search Consoleでインデックス状況を定期的に確認し、不要なページがインデックスされていないかモニタリングしてください。

まとめ:Shopify SEOの3大優先事項

7つの問題のうち、特に優先度が高いのは以下の3つです:

この3つを対応するだけで、ShopifyストアのSEO基盤は大幅に改善します。

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